2010/06/12

11. 屋上の家

台北の屋上には家々が連なり、都市を形成している。決して特別ではなく、当たり前の風景。


以前、台北では屋上への増築が合法だった。
そのため、建物のほとんどは増築を前提につくられている。(平屋ないし)
急速に高密度化していった台北では、屋上やベランダは貴重な外部空間として捉えられていたので。

現在では、安全面(表向き)からもほとんどが違法となってしまっているが、
昔と変わらずそこで多くの人が生活をしている。
数で圧倒しているため。(当時に建築され現存する建築は合法)
その暮らし方も実に多様で、興味深いものだった。
そして、屋上の住人特有の暮らしが存在していた。

台北には、屋上→最上階に住む人が使っていい空間、路上→一階に住む人が使っていい空間。
そういった概念がある。意識の継承。

他にも、不動産の捉え方や共用スペースの使い方なんかも日本にはないものだった。
おもしろかったなあ。もっかい整理しなおさねば。

ただ、法的側面からも、面白半分で首をつっこめる問題ではないと認識しとります。
かーなり興奮したけれども。そのうち写真アップします。

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