2010/08/11

32. スペースブロックハノイモデル

ベトナムにてスペースブロックハノイモデル。ハノイ大学の一角にあります。

至る所が水浸し。
修理しているおじさんたち。
視線の抜け。
中庭に集まる学生。



住居ではなく、ハノイ大学の研究室(おそらく)として扱われてました。中に入ると、風は抜けないしかなり蒸し暑かった。空調もなかったような。
当初の計画通り、ハノイの旧市街に建っていたらまた違ったのかもしれない。
ハノイモデルの空間体験は不思議だった。のぼったりおりたり、入ったり出たり、立体的な移動が多く、いい意味で全体が把握しづらかったような。その分、空間の広がりを感じる。雨漏りも汚れも用途変更も、ある意味この建築がハノイに受け入れられ、使いこなされている結果なのかもしれないなあ。
ハノイの36通り(旧市街)には興奮した。バイクと車と人とモノがいっしょくたに混ざり合う。あらゆる店がここに集まっている。カンボジアともタイともインドとも違う、雑踏。でも、実はシンプルなのに複雑に捉えているだけかもしれない。ぼくらが見慣れていないだけで。
建物の道路に面する部分はお店、奥に中庭や住居が潜む。間口は狭く(町家くらい?)、驚くほど奥行きが深い。地図でみると分かるけど、最後尾の納まりはどうなってるんだよ、って突っ込みをいれたくなるくらい。なんとなしに通りを歩いてると、底なし沼のような隙間が目に飛び込んでくる。都市にドキドキする。
いつかまた訪れたいマチのひとつ。

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